─────────────────────────────────── ■■中国地域MOTコンソーシアムメールマガジン第37号(2006年10月2日)■■  このメールは毎月1回(各月の第1週),中国地域MOTコンソーシアム関係 者の他,登録された皆様にお届けします.ホットニュースがあるときには, 号外をお届けすることもあります.  【コンソーシアム会員の連絡ご担当者の方へ】  本メールはコンソーシアム会員の連絡ご担当者にお送りしていますので, 貴社(機関)の関連する部署の方々にもご回覧していただきますようお願い 申し上げます.また,ご連絡担当者以外の方で直接配信を希望される場合に は,コンソーシアム事務局までご連絡下さい. ─────────────────────────────────── 【もくじ】 ●連載第35回「MOT一口メモ」 ●技術経営箚記【さっき】 ●MOT関連情報 ○NEDOかんさい産業技術フォーラム2006 (10/13 大阪) ○知的財産シンポジウム2006 (10/13 大阪) ○北九州学術研究都市 第6回産学連携フェア (10/18 北九州) ○九州地域(知的・産業)クラスター合同成果発表会 (10/19 北九州) ○研究・技術計画学会 第21回年次学術大会 (10/21-22 仙台) ○広島大学リエゾンフェア (10/26-27 東京) ○国際シンポジウム GATIC2006 (10/30-31 京都) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             MOT一口メモ 第35回 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━      「MOT協議会大学合同説明会が開催されました」  去る9月30日、東京港区にあるキャンパスイノベーションセンターでMOT 協議会加盟の10大学によるMOT専門職大学院の合同説明会が開催されました。 この組織は本年6月号の一口メモでも紹介しましたが、当初は東京地区のMOT 専門職大学院を有する6大学でスタート、その後、山口大学、九州大学、それに 今年度に新たにMOT専門職大学院を発足させた新潟大学、長岡技術科学大学 が参加し、10大学での組織となっています。会場のキャンパスイノベーション センターは山手線の田町駅から至近距離にあり、山口大学を始めとして全国の 主要な大学のサテライトオフィスが設けられています。  今回の説明会では最初にMOT協議会の会長で東京農工大学大学院技術経営 研究科の古川勇二研究科長から「日本のMOTの動向」の講演が行われ、専門 職大学院の意義やそれらにおけるMOT教育の進捗について説明されました。 これに続き各大学からそれぞれのミッションやカリキュラムの特色、育てたい 人材像の内容などが説明されました。山口大学は、首都圏に本社がある企業で も中国・九州地区の事業所でMOTの講義が受けられるメリットを説明し関心 を集めました。土曜日の午後という時間でしたが、会場には関心を持つ多くの ビジネスマンらが詰め掛け、各大学の説明に聞き入り、さらに個別の相談コー ナーでパンフレットや募集要項を持ち帰って、今後の進路を検討する姿が見ら れました。  個別説明会の後に、記念講演として金子尚志・日本MOT学会会長(NEC 名誉顧問)により「私のMOT論」があり、産業界から見た今後のわが国のM OT教育に対する期待が述べられ、参加者は最後まで熱心に耳を傾けていまし た。このようにMOT教育に対する社会的な関心が急速に高まってきているこ とが感じられるこの日の会合でしたが、こうした場を通じて相互に情報交換を 図りつつより充実したMOT教育を実現していきたいと考えているところです。               (山口大学大学院技術経営研究科 向山尚志) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               技術経営箚記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ======================================================================  大澤幸生『ビジネスチャンス発見の技術』  (2004年、岩波アクティブ新書、ISBN-4-00-700102-2) ======================================================================  著者は人工知能や意思決定支援システムの専門家である。本書執筆時点では 筑波大に在籍していたが、現在では東京大学に移り「チャンス発見」の研究を 続けている。  マーケティングや商品開発の分野では潜在的なニーズを掘り起こすことが必 要であり、様々な調査手法や分析手法が用いられる。本書では商機を見出すツ ールとして、著者が開発した「キーグラフ」が紹介されている。これは、顧客 の意識構造を理解し、企業側から顧客への提案・誘導を行う上で有効なツール であるように見える。書店や服飾メーカーでの実践例(実際にヒットした例も ある)も紹介されており、説得力を感じる。注意するべきことは、「キーグラ フ」は「魔法の杖」ではないということである。使用者に洞察力が無ければ、 全く意味をなさないことは他のマーケティング・ツールと同様である。  本書の欠点は、図表が見難いこと、キーグラフの説明が不十分なことの2点 である。暫定的なものではあっても、商機発見に対する一つのソリューション を示しているという点で本書は有益であるだけに、これらの点が惜しまれる。               (山口大学大学院技術経営研究科 福代和宏) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               MOT関連情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━====================================================================== ◆ NEDOかんさい産業技術フォーラム2006 (大阪) ====================================================================== 「地域産業発展のためのクラスターと研究開発の役割」  日 時: 平成18年10月13日(金) 13:00〜17:00  会 場: ホテルモントレ大阪 7階「アマリエ」       大阪市北区梅田3-3-45  主 催: NEDO技術開発機構 関西支部  定 員: 150名  参加費: 無料  詳 細:    http://www.nedo.go.jp/nedo_kansai/events/181013_2/181013_2.html ====================================================================== ◆ 知的財産シンポジウム2006 (大阪) ======================================================================  −知財立国へのパラダイムシフト−  変革・先端技術・地域振興を担う知的財産人材    日 時: 平成18年10月13日(金)13:00〜16:40  会 場: グランキューブ大阪12階 特別会議場  主 催: 経済産業省・特許庁  定 員: 250名  詳 細: http://www.iip.or.jp/seminar/2006sympo.html ====================================================================== ◆ 北九州学術研究都市 第6回産学連携フェア (北九州) ======================================================================  日 時: 2006年10月18日(水)〜20日(金)  会 場: 北九州学術研究都市内  主 催: 北九州学術研究都市産学連携フェア実行委員会       (財)北九州産業学術推進機構  詳 細: http://fair.ksrp.or.jp/ ====================================================================== ◆ 九州地域(知的・産業)クラスター合同成果発表会 (北九州) ======================================================================  日 時: 2006年10月19日(木)13:00〜19:00  会 場: 北九州学術研究都市  参加費: 無料(交流会は1000円)  詳 細: http://www.synergy-kyushu.jp/index.html ====================================================================== ◆ 研究・技術計画学会 第21回年次学術大会 (仙台) ======================================================================  日 時: 2006年10月21日(土)、22日(日)  会 場: 東北大学(宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉)  詳 細: http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssprm/nenkai/21nenkai2.html ====================================================================== ◆ 広島大学リエゾンフェア (東京) ======================================================================  第3回 広島大学の新技術フェア(医療分野、健康・福祉分野)  第4回 広島大学の新技術フェア(情報・通信分野)  日 時: (第3回)平成18年10月26日(木)13:00〜17:00       (第4回)平成18年10月27日(金)13:00〜17:00  会 場: CIC国際会議室(キャンパス・イノベーションセンター)       〒108−0023 東京都港区芝浦3−3−6  主 催: 国立大学法人広島大学  後 援: 財団法人バイオインダストリー協会、中国経済産業局  入場料: 無料  詳 細:  (第3回)  http://home.hiroshima-u.ac.jp/techrd/Liaison-Tokyo2006-3-program.doc  (第4回)  http://home.hiroshima-u.ac.jp/techrd/Liaison-Tokyo2006-4-program.doc ====================================================================== ◆ 国際シンポジウム GATIC2006 (京都) ====================================================================== 「次世代MOTと戦略ロードマッピングによるイノベーション創出に関する国際  シンポジウム」  日 時: 平成18(2006)年10月30日(月)9:30-18:00       平成18(2006)年10月31日(火)9:30-18:00  会 場: 立命館大学 朱雀キャンパス 大講義室(ホール)      (京都市中京区西ノ京栂尾町1番)  主 催: GATIC (Global Advanced Technology Innovation Consortium)       -Japan  共 催: 経済産業省        北陸先端科学技術大学院大学 (知識科学研究科)       立命館大学大学院 (テクノロジー・マネジメント研究科)  詳 細: http://www.gatic-japan.org/ ====================================================================== 【注1】このメールマガジンは,中国地域MOTコンソーシアム関係者に配信     しています. 【注2】上記以外の方には,登録いただいた方にのみ配信します. 【注3】メールマガジンの配信登録を希望される方は,     office@chugoku-mot.orgにご連絡下さい. ======================================================================  ▼ ご意見ご希望は,下記までご連絡ください.    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