─────────────────────────────────── ■■中国地域MOTコンソーシアムメールマガジン第34号(2006年7月3日)■■  このメールは毎月1回(各月の第1週),中国地域MOTコンソーシアム関係 者の他,登録された皆様にお届けします.ホットニュースがあるときには, 号外をお届けすることもあります.  【コンソーシアム会員の連絡ご担当者の方へ】  本メールはコンソーシアム会員の連絡ご担当者にお送りしていますので, 貴社(機関)の関連する部署の方々にもご回覧していただきますようお願い 申し上げます.また,ご連絡担当者以外の方で直接配信を希望される場合に は,コンソーシアム事務局までご連絡下さい. ─────────────────────────────────── 【もくじ】 ●連載第32回「MOT一口メモ」 ☆MOT入試情報 ●技術経営箚記【さっき】 ●MOT関連情報 ○日経産業新聞セミナー「技術立社 ― イノベーション新世紀」(7/5 東京) ○インテグラート第9回ビジネス・インテリジェンスフォーラム (7/6 東京) ○九州大学ベンチャービジネスラボラトリー (7/7 福岡) ○国際シンポジウム2006「大学発ベンチャーをいかに育成するか」(7/7 東京) ○キャンパス・イノベーションセンター東京 新技術説明会 (7/21 東京) ○広島大学新技術フェア(バイオ分野)(7/28 東京) ○平成18年度 新技術説明会 環境・エネルギー (7/28 東京) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             MOT一口メモ 第32回 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         「デジタルエンジニアリング(DE)の活用」  山口県の産業構造は、基礎素材産業に特化しており、しかも、成熟化が進ん でいる。山口大学大学院技術経営研究科では、やまぐち産業振興財団と協力し て、素材型産業偏重からバランスの取れた産業構造にしていくために、県内の 機械加工系産業を中心として高付加価値企業群への変革を戦略的に誘導し、従 来の下請け型から新分野への展開を中心とした自律(Self Organization)的 な試作・提案型企業への転換を図ろうとしている。そのためには、3次元CAD/ CAE/CAMを核とするデジタルエンジニアリング(DE)の活用が重要なキーとな る。 しかし、県内の中小企業においては、3次元CAD/CAE/CAMの普及は他県に比べ低 い状態にあり、下記の2点から啓蒙普及をする必要がある。 (1) DEを経営に取り込もうとする経営者のマインド改革 (2) DEを活用した開発設計、製造のスキル教育 本研究科とやまぐち産業振興財団では、県外まで取引きを行っている200社の 機械加工系企業を対象にして、まず、3次元CAD/CAE/CAMの技術教育を今年の3 月から計画的に進めている。3月から6月までに行ったセミナー、演習、工場見 学は以下のとおりである。  3月6、15日:セミナー入門編(山口市、セントコア山口、宇部市、山口大   学、38社の参加)――3次元CAD/CAE/CAMの概要と有用性  5月26日 :体験セミナー(下松市、(株)山口アマダ21社の参加)――板   金モデルの図面作成と加工実習     6月20日 :工場見学(浜松市、ローランド・ディー・ジー(株)、10社の   参加)  6月21日 :先端加工技術の専門展(東京都、東京ビッグサイト、10社の参   加)6月29,30日:演習(宇部市、山口大学、16社の参加)――3次元CAD   の各種機能、3月セミナーのアドバンスドコース  引き続き、この研修教育を展開する一方で、経営者対象に自律提案型企業へ と転換しようとするマインド改革のために、本研究科が主体となってDE時代の 経営システムや事業/技術のロードマップ構築等の経営教育プログラムを計画 ・推進中である。  コンソーシアム会員各位のご参加、ご支援をお願いします。              (山口大学 大学院 技術経営研究科 千秋隆雄) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              ☆ MOT入試情報 ☆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  山口大学大学院・技術経営研究科は、平成19年度より、従来の宇部キャンパ ス以外でも受講ができるように、広島市(中区袋町5−28 和光広島ビル4階) および北九州市(小倉北区浅野3丁目8−1 AIM:アジア太平洋インポートマート 8階)に教室を開設いたします。  平成19年度からは土日に集中して講義するスタイルになります(現在掲載さ れている時間割は今年度のものです。ご注意下さい)。  平成19年度第一回入試は下記日程で行います。  出願期間: 平成18年9月19日火〜9月25日(月)8時30分〜17時30分  選抜期日: 平成18年10月8日(日)  合格発表: 平成18年10月20日(金)正午  お問合せ: 山口大学大学院技術経営研究科 森田義富        TEL:0836-85-9876 FAX:0836-85-9877        e-mail: mot@yamaguchi-u.ac.jp  詳 細 : http://mot.yamaguchi-u.ac.jp/bosyuu.htm   ※パンフレットは下記ウェブページからダウンロードできます:   http://mot.yamaguchi-u.ac.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               技術経営箚記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ======================================================================  宮内 泰介『自分で調べる技術 市民のための調査入門』  (2004年、岩波アクティブ新書、ISBN: 4007001770) ======================================================================  どのような分野であっても、調べ、まとめ、発表するという一連の作業を行 う能力が必要である。現在はインターネットの検索エンジンの発達によって、 調査の労力が軽減されたかのように見える。しかし、インターネットに頼りす ぎることは、情報の信頼性の吟味不足、インターネット上に無い資料の忘却、 フィールドワークの敬遠などの弊害を引き起こし、調査内容の水準低下を招く ことになる。  本書は環境社会学を専門とし、市民と共に活動している研究者によるもので ある。著者の主張の重要な点は次の二つである: (1)自分で行う調査は専門家による調査の簡易版ではない (2)「学術的な」調査ではなく、行動に結びつく「有効な」調査を  このような主張の下、本書ではインターネットの恩恵を享受しつつ、従来の 調査技術のハイテク化を図り、誰もが高度な調査を行えるよう、情報収集・整 理のノウハウが紹介されている。さらに調査結果をどのように活用するかにつ いても説明がなされている。単なるハウツーではなく、スキルの一つ一つに意 義付けが行われている点に特色があり、調査を専門とされない方にもご一読い ただきたい本である。                         (山口大学 福代和宏) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               MOT関連情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ====================================================================== ◆ 日経産業新聞セミナー「技術立社 ― イノベーション新世紀」 (東京) ======================================================================  主 催: 日本経済新聞社  日 時: 2006年7月5日(水) 13時30分−16時30分  会 場: 日経ホール(東京都千代田区大手町1-9-5 日本経済新聞社8階)  参加費: 無料(事前申し込み制)  定 員: 400名  詳 細: http://www.nikkei.co.jp/events/gr/ ====================================================================== ◆ インテグラート第9回ビジネス・インテリジェンスフォーラム(東京) ======================================================================  「導入企業に学ぶ事業価値評価の実践と定着    組織共通語としての事業価値評価の活用」  主 催: インテグラート  日 時: 平成18年7月6日 ( 木 ) 13:30 〜 17:30  会 場: 明治記念館 富士の間      (東京都港区元赤坂2-2-23 最寄駅JR信濃町駅)  参加費: 無料(先着順)  詳 細: http://www.integratto.co.jp/bi/seminar/bif0607.html ====================================================================== ◆ 九州大学ベンチャービジネスラボラトリー (福岡) ======================================================================  技術マネジメント交流会  「急成長を目指すベンチャー・マネジメントとその周辺」  主 催: 九州大学ベンチャービジネスラボラトリー  協 力: [winwin]VB情報交換の広場、九州大学知的財産本部(IMAQ)  日 時: 2006年7月7日(金) 17:30〜20:30  会 場: 麻生塾研修センター セミナールーム       福岡市早良区百道浜2-4-7 AIビル9F       電話 092-833-5128       アクセス http://www.aso-group.co.jp/access.html  詳 細: http://www.vbl.kyushu-u.ac.jp/edu/entreq/guide.html?t=22 ====================================================================== ◆ 国際シンポジウム2006「大学発ベンチャーをいかに育成するか」(東京) ======================================================================  主 催: 早稲田大学アントレプレヌール研究会  日 時: 2006年7月7日(金)  会 場: 早稲田大学国際会議場井深ホール  参加費: 入場無料(懇親会費 2,000円)  詳 細: http://www.weru.co.jp/event/sympo/index.html ====================================================================== ◆ キャンパス・イノベーションセンター東京 新技術説明会 (東京) ======================================================================  主 催: キャンパス・イノベーションセンター東京       独立行政法人 科学技術振興機構  日 時: 2006/7/21(金) 9:40〜17:10  会 場: キャンパス・イノベーションセンター東京  参加費: 無料(事前登録制)  問合せ: 独立行政法人 科学技術振興機構 産学連携推進部       技術移転支援センター       TEL 0120-679-005 / FAX 03-5214-8454 / scett@jst.go.jp ====================================================================== ◆ 広島大学新技術フェア(バイオ分野) (東京) ======================================================================  主 催: 財団法人バイオインダストリー協会・国立大学法人広島大学  日 時: 平成18年7月28日(金)13:00〜17:00  会 場: CIC国際会議室(キャンパス・イノベーションセンター)       〒108−0023 東京都港区芝浦3−3−6       Tel:03−5440−9065       Fax:03−5440−9117  参加費: 無料  詳 細:  http://home.hiroshima-u.ac.jp/techrd/Liaison-Tokyo2006-2-program.doc ====================================================================== ◆ 平成18年度 新技術説明会 環境・エネルギー (東京) ======================================================================  主 催: 独立行政法人 科学技術振興機構  日 時: 2006/7/28(木) 10:45〜  会 場: 独立行政法人 科学技術振興機構 東京本部JSTホール(B1F)  参加費: 無料(申込制)  定 員:  問合せ: 独立行政法人 科学技術振興機構 産学連携推進部       技術移転支援センター(技術移転支援担当)       TEL 03-5214-8477 / FAX 03-5214-8454 / singi@jst.go.jp ======================================================================  ▼ ご意見ご希望は,下記までご連絡ください.    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