─────────────────────────────────── ■■中国地域MOTコンソーシアムメールマガジン第22号(2005年7月1日)■■  このメールは毎月1回(各月の第1週),中国地域MOTコンソーシアム関係 者の他,登録された皆様にお届けします.ホットニュースがあるときには, 号外をお届けすることもあります.  【コンソーシアム会員の連絡ご担当者の方へ】  本メールはコンソーシアム会員の連絡ご担当者にお送りしていますので, 貴社(機関)の関連する部署の方々にもご回覧していただきますようお願い 申し上げます.また,ご連絡担当者以外の方で直接配信を希望される場合に は,コンソーシアム事務局までご連絡下さい. ─────────────────────────────────── 【もくじ】 ●連載第20回「MOT一口メモ」 ●技術経営箚記【さっき】 ●経済産業省「技術経営人材育成プログラム導入促進事業」選定結果 ●MOT関連情報  ○技術経営シンポジウム 第1回シンポジウム(7/5 東京)  ○“産学連携と共同研究契約”に係る戦略セミナー(7/8 東京)  ○ものづくり白書及び新産業創造戦略2005説明会(7/12 広島)  ○LexisNexis関西セミナー(7/21 大阪) (中国地域MOTコンソーシアムホームページ:http://www.chugoku-mot.org/ ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             MOT一口メモ 第20回 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━              MOT人材育成について  今年も6月25日、26日、第4回産学官連携推進会議が、国立京都国際会館に て、産学官から3300人余の参加のもと、盛大に開催されました。棚橋科学技 術担当大臣の基調講演、6つの特別講演の中で、特に、キーワードとして、 印象に残ったのが、「人材の育成」です。科学技術立国をめざすわが国におい て、それを支えるのは人材であり、その育成が、重要であることを各講演者 が強調されていました。 人材の育成といえば、MOTにおいても、国をあげ、技術経営を担えるMOT人材 の育成を目指しています。国内の多くの大学が、専攻や専門職大学院を次々 と設置しているのは、周知のとおりです。広島大学では、平成16年度からMOT 教育を始めました。多くの理工系院生が受講し、関心の大きさに驚かされま した。今年度も昨年と同様のプログラムで開講しています。これらのプログ ラムを定着化させ、さらには、専攻への発展など、MOT教育を充実させたいも のと願っています。 国内景気に明るさが見えている昨今ですが、必ずしも、好況感はないという 声も聞かれます。日本のあらゆる産業を活性化することが、真の意味の日本 経済の活性化です。活性化の実現のために、技術を経営戦略の中に生かすこ とが、重要であることは、異存のないことであり、人材育成のキーワードを しっかりと心に刻み、MOT人材の育成に注力していきたいと、担当教員とし て、気持ちを新たにした次第です。               (広島大学産学連携センター 高田 忠彦) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               技術経営箚記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ======================================================================  田中 央著『商品企画のシナリオ発想術』  (2003年,岩波アクティブ新書,ISBN:4-00-700056-5) ======================================================================  著者は富士写真フィルムで「写ルンです」を企画した方で,現在はデザイ ンオフィスを経営するほか,グッドデザイン賞の審査委員を務めています.  本書で強く主張しているのは,商品企画では「モノ」づくり発想ではな く,「コト」づくり発想が必要だと言うことです.「コト」づくり発想とは ユーザーが商品を使うシーンを先に考えるという発想のことです.この考え 方はユーザー本位・マーケットイン志向と同根のものです.  「コト」づくり発想を進めるための手段として提唱されているのが,デザ インシナリオで,ヒット商品「写ルンです」も,デザインシナリオによって 生まれたということです.  本書では,未来生活の提案や地域のデザインという,従来の商品企画の枠 に収まらないところまで,「コト」づくり発想を推し進めています.ハード からソフトへと商品が広がる中で,本書の発想は非常に重要なものだと思い ました.                        (山口大学 福代和宏) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    経済産業省「技術経営人材育成プログラム導入促進事業」選定結果 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  経済産業省が公募した「技術経営人材育成プログラム導入促進事業」の選 定結果が6月27日に発表されました.本年度は、(1)実践的な技術経営教育プ ログラムの開発およびそのための調査・研究、(2)技術経営教育の担い手とな る講師人材やプログラムディレクター的人材の育成、(3)技術経営教育の有効 性に対する理解促進を目的とする技術経営教育の普及啓発、の3分野で、合 計90件の提案の中から33件が選定されています。  中国地域からは,次の通り,広島大学(1件)と山口大学(2件)が選定され ました.  広島大学産学連携センター   実践的MOTプログラム開発:「発展途上国への技術移転MOTプログラム」  山口大学大学院技術経営研究科   実践的MOTプログラム開発:「中国地域におけるイノベーション創出の ためのMOT教育プログラムの開発」   経営幹部層向けMOT教育普及啓発事業:「中国地域・北部九州地域にお ける経営幹部層向けMOT教育普及啓発事業」  詳細は次のウェブページをご覧ください.   http://www.meti.go.jp/press/20050627003/20050627003.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               MOT関連情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ====================================================================== ◆ 技術経営シンポジウム 第1回シンポジウム (東京) ======================================================================  「企業競争力の源泉を探る」  主 催: 慶應義塾大学ビジネス・スクール、日経BP社、       日経メディアマーケティング株式会社  日 時: 2005年7月5日(火)       12:00開場/12:30開演/18:00終了(予定)       18:15〜19:30 (交流会)  会 場: 日本プレスセンター ホール       千代田区内幸町2-2-1日本プレスセンタービル10F  参加費: 21,000円、交流会は別途6,000円(いずれも消費税を含む)  定 員: 200名(先着。交流会は先着70名)  詳 細: http://www.nikkeimm.co.jp//mot/sympo.html ====================================================================== ◆ “産学連携と共同研究契約”に係る戦略セミナー (東京) ======================================================================  主 催: 電気通信大学  日 時: 2005年7月8日(金)13時30分〜17時  会 場: 電通大青山スカイオフィス/渋谷区神宮前5−52−2       青山オーバルビル15階  参加費: 20,000円(消費税を含む)  申し込み期限: 7月4日.定員満了次第締め切ります。  問合せ: e-mail: jimu@crc.uec.ac.jp  詳 細: http://www.crc.uec.ac.jp/japanese/index.html ====================================================================== ◆ ものづくり白書及び新産業創造戦略2005説明会 (広島) ======================================================================  主 催: 中国経済産業局  日 時: 平成17年7月12日(火)14:00〜16:00  会 場: 中国経済産業局 2階 第1会議室       広島市中区上八丁堀6−30 広島合同庁舎2号館  参加費: 無料  定 員: 70名  申込み: 申込書に必要事項をご記入の上、FAXにて、       7月8日(金)までにお申し込みください。  問合せ: 経済産業省 中国経済産業局 地域経済課       (担当:近村、家熊)       〒730-8531 広島市中区上八丁堀6−30       広島合同庁舎2号館3階       電話:082−224−5684       F A X:082―224−5765  詳 細: http://www.chugoku.meti.go.jp/event/manufact/white.htm ====================================================================== ◆ LexisNexis関西セミナー (大阪) ======================================================================  「産業界から要請される知的財産人材の育成」   講師:大阪工業大学 則近憲佑教授  主 催: レクシスネクシス・ジャパン株式会社  日 時: 2005年7月21日(木)14:00 - 17:00  会 場: 第二吉本ビルディング C会議室  参加費: 無料  定 員: 50名 (先着順)  詳 細: http://www.ln-academic.jp/Portal/seminar_osaka.htm ====================================================================== 【注1】このメールマガジンは,中国地域MOTコンソーシアム関係者に配信     しています. 【注2】上記以外の方には,登録いただいた方にのみ配信します. 【注3】メールマガジンの配信登録を希望される方は,     office@chugoku-mot.orgにご連絡下さい. ======================================================================  ▼ ご意見ご希望は,下記までご連絡ください.    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