─────────────────────────────────── ■■中国地域MOTコンソーシアムメールマガジン第17号(2005年2月1日)■■  このメールは毎月1回(各月の第1週),中国地域MOTコンソーシアム関係 者の他,登録された皆様にお届けします.ホットニュースがあるときには, 号外をお届けすることもあります.  【コンソーシアム会員の連絡ご担当者の方へ】  本メールはコンソーシアム会員の連絡ご担当者にお送りしていますので, 貴社(機関)の関連する部署の方々にもご回覧していただきますようお願い 申し上げます.また,ご連絡担当者以外の方で直接配信を希望される場合に は,コンソーシアム事務局までご連絡下さい. ─────────────────────────────────── 【もくじ】 ●連載第15回「MOT一口メモ」 ●技術経営箚記【さっき】 ●MOT関連情報  ○中国地域MOTシンポジウム・プレスクールinひろしま(2/10 広島)  ○山口経済研究所新春講演会「経営に活かそう知的財産を」(2/2 徳山)  ○RIETI政策シンポジウム(2/14 東京)  ○実践的教育のためのティーチングメソッドシンポジウム(2/16 東京)  ○知的財産セミナー(2/25 大阪) (中国地域MOTコンソーシアムホームページ: http://www.chugoku-mot.org/ ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             MOT一口メモ 第15回 ======================================================================        「中国地域におけるMOT教育充実への期待」 ======================================================================  我が国においてはここ数年MOTへの関心が大いに高まっており、取り組み を進める大学が急速に拡大しています。中国地域においても山口大学を皮切り として、広島大学、鳥取大学、岡山県立大学、そして民間企業では中国電力エ ネルギア・マネジメントスクールなどでMOT教育が行われるようになりまし た。このうち山口大学では、今年4月から文部科学省認可による専門職大学院 「技術経営研究科」もスタートされる運びとなっています。  経済産業省では、MOTは産業界の現場における実際の経営判断に活かされ てこそ意味がある、そのためには学生のみならず社会人も対象としたMOT教 育の普及が望ましいと考えています。特に、社会人へのMOT教育という観点 からは、働きながらMOTの能力が身につけられるような教育の機会・場が提 供されることが必要だと思います。  しかし、我が国におけるMOTの歴史は始まったばかりといっても過言では なく、一口にMOT教育といいますが、教材づくりにしても、カリキュラムづ くりにしても、またより効果的な教育法のノウハウにしても、一朝一夕になる ものではありません。実際に教育を実施し、その結果をフィードバックし改良 を加えて、効果的に技術経営の能力が身につけられる内容としていく必要があ ります。  中国地域の製造業には多くの業種で優秀な技術と人材が蓄積されています。 産業界からは、実際のビジネス経験に基づく多様な事例と人材を大学に提供し ながら、一方で地域の大学はそこから普遍的なものを抽出し、理論づけ、体系 化を行っていく。そういった互いの強みを活かした形で、「地域が大学を支え、 大学が地域に貢献する」真の連携関係、相互信頼関係を築いていくことが、 今求められていますし、また、中国地域の大学で高いレベルのMOT教育が受 けられるようになるということは、地域の産業の競争力の強化や活性化にも大 きな意味を持つものと考えます。                      (中国経済産業局 尾本哲朗) ━★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               技術経営箚記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★━  箚記は「さっき」と読み,読書録のことです.MOT(技術経営)に関わる書 籍を紹介します. ======================================================================  日本アイ・ビー・エム 山崎和彦ほか著『使いやすさのためのデザイン』  (2003年,丸善,ISBN:4-621-07433-4) ======================================================================  以前に紹介した『ヒューマンデザインテクノロジー入門』(山岡俊樹著)に 続き、商品開発に関する書籍を紹介します。この本では日本アイ・ビー・エム が、商品開発で使用している手法「ユーザーセンタード・デザイン」を、パソ コン、ソフトウェア、ウェブページの開発事例とともに解説しています。  この本の中で私が着目したのは、商品開発過程で、対象ユーザーがどのよう なユーザーであり、どのような商品を望んでいるのかを明確にする手段として 「ユーザーシナリオ」の作成を提示していることです。当たり前かもしれませ んが、ユーザーがどのようなシチュエーションでどのように商品を使うかを想 定しながら商品の開発をすることが、商品開発の根幹であると認識しました。                        (山口大学 福代和宏) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               MOT関連情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ====================================================================== ◆中国地域MOTシンポジウム・プレスクールinひろしま(広島) ======================================================================  我が国企業は高い技術力を持ちながら、充分に企業戦略や国際競争力の確保 に活かされていないとの反省から、近年MOT(技術経営:Management of Technology)への注目が高まっています。ぜひ前半のシンポジウムでMOT教 育の必要性をご理解いただき、後半のプレスクール(試行的授業)で実践型の MOT教育をご体験ください。  日 時: 平成17年2月10日(木)10:00〜17:40  会 場: ホテルグランヴィア広島       広島市南区松原町1−5(JR広島駅新幹線口)       TEL:082-262-1111  主 催: 経済産業省  共 催: 中国地域産学官コラボレーションセンター       中国地域MOTコンソーシアム       中国経済連合会  参加費: 無料  定 員: シンポジウム:100〜150名程度       プレスクール:企業向け50名、教育者向け30名              (事前に資料配付し事前学習をして頂きます)  申込み: HPの申込用紙に必要事項を記入後、下記までFAXにてお申       し込みください。  申込先: (株)アシスト 担当:平岡、佐藤、森崎       広島市中区大手町3-13-18 松村ビル3F       TEL: 082-541-5888, FAX: 082-541-5889  問合せ: 中国経済産業局産学官連携担当参事官室 担当:片岡、平井       TEL: 082-224-5666, FAX: 082-224-5645  詳 細:  http://www.chugoku.meti.go.jp/topics/summit/mot-sympo/17motsympo.htm ====================================================================== ◆ 山口経済研究所新春講演会「経営に活かそう知的財産を」(2/2 徳山) ======================================================================  〜中小企業こその特許活用術〜  講 師: 佐田 洋一郎 氏 (山口大学 知的財産本部部長・教授)  日 時: 平成17年2月2日(水)13:30〜15:00  場 所: ホテルサンルート徳山(JR徳山駅新幹線口から徒歩3分)  主 催: 財団法人 山口経済研究所  会 費: 無料  申込み: 財団法人 山口経済研究所       TEL: 0832−23−7721       FAX: 0832−23−3429  詳 細: http://www.chizai.yamaguchi-u.ac.jp/news/ ====================================================================== ◆ RIETI政策シンポジウム(東京) ======================================================================  「日本のイノベーションシステム:強みと弱み」 本シンポジウムでは、科学−技術−新製品化リンケージ論、産業クラスターと 産学等連携論、情報家電産業における「ソフトウェアプラットフォーム」論、 製造業における製品アーキテクチャー論を考察した上で、日本産業のイノベー ション力の強みと弱みを検証します。  日 時: 2005年2月14日(月) 9:30-18:00  会 場: 経団連会館 国際会議場 (千代田区大手町)  主 催: 独立行政法人経済産業研究所(RIETI)  参加費: 2,000円[公印を捺印した領収書を発行いたします。]  問合せ: RIETI 片桐由紀(e-mail: conf-innovation@rieti.go.jp)       Tel: 03-3501-8398  Fax: 03-3501-8416  詳 細: http://www.rieti.go.jp/jp/events/05021401/info.html ====================================================================== ◆ 実践的教育のためのティーチングメソッドシンポジウム(東京) ======================================================================  日 時: 平成17年2月16日(水)10:00〜17:15  会 場: キャピトル東急ホテル 白真珠の間  主 催: 経済産業省  運 営: 株式会社三菱総合研究所  後 援: 技術経営コンソーシアム  定 員: 150名程度  参加費: 無料(ただし、懇親会は実費)  プログラム:   10:00-10:10 開催ご挨拶   10:10-10:30 問題提起:『実践的人材育成のための教育法』   10:30-12:00 セッション1:『ケースメソッドによる実践的教育』   12:00-13:30 休憩   13:30-16:00 セッション2:『PBL等による実践的教育』   16:00-16:30 Coffee Break   16:30-17:15 提言:『産学連携による実践的教育の実現に向けて』   17:30-19:00 懇親会  問合せ: 実践的教育のためのティーチングメソッドシンポジウム事務局       株式会社三菱総合研究所 MOT戦略事業推進室       担当:飛田、横山       tel:03-3277-5997 e-mail:tmsympo@mri.co.jp ====================================================================== ◆ 知的財産セミナー (大阪) ======================================================================  「企業活性化のための知的財産活用−地域・ビジネスの発展と人材育成−」  日 時: 2005年2月25日(金)  場 所: AST関西経理専門学校(大阪市北区天神橋2丁目北1−2)  プログラム   午前の部: 知的財産を活用した地域の発展     講演:「知的財産による中小企業発展を目指して」         「地域ブランド化による地域経済の活性化」   午後の部: 最新の知財ビジネス事情と人材育成     講演:「知財を重視した企業経営とは」        「知的財産による資金調達−信託業法改正を受けて」     パネルディスカッション        「ビジネスにおける知財活用円滑化のための人材育成」  詳 細: http://rightnow.zeikei.jp/大阪知的財産セミナー.pdf ====================================================================== 【注1】このメールマガジンは,中国地域MOTコンソーシアム関係者に配信     しています. 【注2】上記以外の方には,登録いただいた方にのみ配信します. 【注3】メールマガジンの配信登録を希望される方は,     office@chugoku-mot.orgにご連絡下さい. ======================================================================  ▼ ご意見ご希望は,下記までご連絡ください.    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