─────────────────────────────────── ■■中国地域MOTコンソーシアムメールマガジン第12号(2004年9月1日)■■  このメールは毎月1回(各月の第1週),中国地域MOTコンソーシアム関係 者の他,登録された皆様にお届けします.ホットニュースがあるときには, 号外をお届けすることもあります.  【コンソーシアム会員の連絡ご担当者の方へ】  本メールはコンソーシアム会員の連絡ご担当者にお送りしていますので, 貴社(機関)の関連する部署の方々にもご回覧していただきますようお願い 申し上げます.また,ご連絡担当者以外の方で直接配信を希望される場合に は,コンソーシアム事務局までご連絡下さい. ─────────────────────────────────── 【もくじ】 ●連載第10回「MOT一口メモ」 ●連載第9回「技術経営箚記【さっき】」 ●MOT関連情報  ○MOTライヴ「日本を再・技術立国にするためには?」(9/3 東京)  ○産学官連携コーディネーターのための知的財産セミナー(山口・岡山)  ○第2回 芝浦工業大学MOTシンポジウム(9/11 東京)  ○第2回 大学等研究シーズに関する産学意見交換会(9/16 広島)  ○革新的新商品開発プログラム(9/24 広島)  ○イノベーション・ジャパン2004(9/28-30 東京)  ○第2回おかやま夢づくり産学官連携推進フォーラム(9/29 岡山) (中国地域MOTコンソーシアムホームページ: http://www.chugoku-mot.org/ ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             MOT一口メモ 第10回 ======================================================================             「モノづくりと戦略」 ======================================================================  製造業を始めとして日本の産業界が不況で先の見えなかった一時期,中国 などへの生産シフトによる空洞化と相俟って,両極端な論調が見受けられま した.つまり,「もう国内でのモノづくりは将来がない」という悲観的なも のと「モノづくりこそ命」という絶叫に近い従来の状態の過剰支持ともいえ るものです.前者は,ハードの基盤無しでソフトのみに注力というのは持続 的な競争力の維持は困難でしょうし,後者についていえば,モノづくりの巧 みさ(技術力)が収益に結びつかなくなってきた状況をどのように克服する かを示さないと展望が開けません.つまり付加価値連鎖をどのように再構築 して日本固有のモノづくりの巧みさから収益を生み出していくかというであ り,ここに戦略,ビジネスモデルをキーワードにしたMOTの重要性が認識 できると思います.  最近の日経産業新聞に,一橋大学の関教授が中国企業のメガネフレームの 工場を見学した時のことを書いておられました.それによると工場には3つ の目標が書いてあり,それは「ドイツの品質」,「中国の価格」,「日本の サービス」であったそうです.  この中国企業は既に,全体を視野に入れたビジネスモデルを意識している のであり,競争力とは何かについて改めて考えさせられるとともに,日本企 業にとってMOTの重要性が一段と増していることがわかります.                       (広島大学 久保元伸) ━★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               技術経営箚記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★━  箚記は「さっき」と読み,読書録のことです.MOT(技術経営)に関わる書 籍を紹介します. ======================================================================  関 満博著『地域経済と中小企業』(ちくま新書)  (1995年,筑摩書房,ISBN:4-480-05648) ======================================================================  今回の「MOT一口メモ」にも登場している関教授の著書です.著者が強く 主張しているのは,(1)日本は中小企業の国であること,(2)地域経済 を支えるのは中小企業であること,(3)高齢者がキャリアを生かして豊か な産業生活を送るための受け皿は職住が密接である中小企業であること,等 です.「高齢化社会」と「地域活性化」の2つの課題解決へのヒントがこの 本の中に示されています.                        (山口大学 福代和宏) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               MOT関連情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ====================================================================== ◆MOTライヴ「日本を再・技術立国にするためには?」 (東京) ======================================================================  テーマ: 日本を再・技術立国にするためには?  日 時: 9/3(金)18:30開場 19:00開会  会 場: GMS東京校  内 容:   第一部「綜合する経営:イノベーションを生み出す意思決定のあり方」    講師 犬塚篤 博士   第二部「モジュール型産業におけるイノベーション戦略」 講師 川島正久 氏   第三部「技術者・エンジニアが競争優位を構築するためには?」 講師 加藤隆哉 氏    GCPパートナー&COO http://www.globis.co.jp/company/management/  申 込:   [GMS受講経験なし:2000円] event-apply@globis.co.jpあてに    イベント名/氏名/連絡先メールアドレス/勤務先名を送信して下さい    [GMS受講経験あり:2000円] ※ご友人のお誘いあわせ可です。    受講生メニュー「イベント申込」にて申込  問合せ: GMS東京校       〒102-0084 千代田区二番町5-1 住友不動産麹町ビル       TEL:03-5275-3806, FAX:03-5275-3787       E-Mail:idp@globis.co.jp http://www.globis.co.jp/gms/ ====================================================================== ◆産学官連携コーディネーターのための知的財産セミナー (山口・岡山) ======================================================================  中国地域産学官コラボレーションセンターでは,産学官連携コーディネー タ−等の知的財産に関する知識やコーディネート技術などの習得を目的とし たセミナーを開催いたします.  山口会場  日 時: 平成16年9月11日(土)10:00〜17:00       平成16年9月12日(日) 9:00〜12:00  場 所: 防長苑(山口県熊野町4-29)  岡山会場  日 時: 平成16年9月25日(土)10:00〜17:00       平成16年9月26日(日) 9:00〜12:00  場 所: 岡山コンベンションセンター(岡山市駅元町14-1)  講師及びテーマ:  (1)内閣官房知的財産戦略推進事務局    「我が国の知的財産戦略の方向」  (2)(株)リクルート テクノロジーマネジメント開発室(TMD)    「技術移転の実際 〜講義・グループワーク〜」  詳細及び申込方法    http://www1.odn.ne.jp/jiii-hiroshima/kousyuukai.htm#H16_renkei  問合せ: (社)発明協会広島県支部(担当;西村)       TEL:082-241-3940,FAX:082-241-4088     E-mail:hatumeihiroshima@pop13.odn.ne.jp ====================================================================== ◆第2回 芝浦工業大学MOTシンポジウム (東京) ======================================================================  統一テーマ 「技術を経営に生かす −その戦略を構想する− 」  日 時: 2004年9月11日(土)13:00〜17:00          懇親パーティ 17:15〜18:45  会 場: 芝浦工業大学 芝浦校舎 本館4F・45教室(大講義室)       〒108-8548 東京都港区芝浦3−9−14      (JR田町駅芝浦口徒歩3分  定 員: 150名(お申込み先着順)入場無料  詳 細: http://www.shibaura-it.ac.jp/shibaura-ma/news01.html ====================================================================== ◆革新的新商品開発プログラム (広島) ======================================================================  最近注目を集めている品質機能展開(QFD)と発明型問題解決理論(TRIZ) の概要を説明し,商品開発における,その有効性を紹介します.  日 時: 2004年9月24日(金)13:00〜17:00  会 場: RCC文化センター7階       広島市中区橋本町5-11, TEL(082)222-2277  講 師: 林 裕人(アイテックインターナショナル)  主 催: (社)日本機械学会中国四国支部      〒739-8527 東広島市鏡山一丁目4番1号 広島大学工学部第一類      TEL&FAX (082)424-7533      E-mail jsme@mec.hiroshima-u.ac.jp  受講料: 機械学会員 4000円,会員外 5000円  問合せ: (社)日本機械学会中国四国支部まで   ====================================================================== ◆平成16年度第2回大学等研究シーズに関する産学意見交換会 (広島) ======================================================================  中国地域産学官コラボレーションセンターでは,大学等研究機関の有する 技術シーズに対して,産業界側からの視点・評価・位置付け等を議論する大 学等研究者,企業,産学連携コーディネータ等による意見交換会を次のとお り開催しますのでお知らせします.  日 時: 平成16年9月16日(木) 13:00〜15:50  会 場: 広島工業大学(広島市佐伯区三宅2−1−1)23号館3階  テーマ:  「市街地におけるヒートアイランド現象の低減対策に関する研究」   清田誠良 助教授 (工学部建設工学科)  「水環境保全技術におけるゼロエミッション・システム」   今岡 務 教授 (環境学部環境情報学科)  「揮発性有機化合物(VOC)の排出抑制技術」   新田昌弘 教授 (環境学部環境情報学科)  「ビオトープと屋上緑化」   中野武登 教授 (環境学部環境情報学科)  詳 細: http://www.it-hiroshima.ac.jp/kyoudou/kyoudou_14.html ====================================================================== ◆イノベーション・ジャパン2004 (東京) ======================================================================  「イノベーション・ジャパン 2004」では,ナノテクノロジー・材料,医 療・バイオテクノロジー,情報関連・IT,環境関連,製造技術など,大学に おける最先端技術分野の知財を広く展示場でご紹介します.  さらに,大学出展者・大学発ベンチャー企業による新技術説明会,大学発 ベンチャー 企業に必須の経営サポートセミナーなど,産学連携をテーマと した多彩なプログラムのカンファレンスも実施します.  大学の「知」と産業界の「力」.新産業創造に向けて,新しい日本のフレー ムが動き始めました.  日 時: 2004年9月28日(火)〜30日(木)       10:00〜18:00(30日は17:00終了)  会 場: 東京国際フォーラム(東京・有楽町)  主 催: イノベーション・ジャパン 2004組織委員会  入場料: 無料  詳 細: http://expo.nikkeibp.co.jp/innovation/outline.html ====================================================================== ◆第2回おかやま夢づくり産学官連携推進フォーラム (岡山) ======================================================================    日 時: 平成16年9月29日(水)講演等14:00〜17:00                    交流会17:20〜18:50  会 場: 岡山ロイヤルホテル 光楽の間  参加者: 県内産学官の関係者を中心に200名程度  主 催: 岡山・産学官連携推進会議  申込み: 第2回おかやま夢づくり産学官連携推進フォーラム事務局       岡山県産業労働部産業振興課       電話 086-226-7352 FAX 086-224-2165       e-mail:sangyo@pref.okayama.jp  詳 細: http://www.pref.okayama.jp/syoko/sangyo/ren ====================================================================== 【注1】このメールマガジンは,中国地域MOTコンソーシアム関係者に配信     しています. 【注2】上記以外の方には,登録いただいた方にのみ配信します. 【注3】メールマガジンの配信登録を希望される方は,     office@chugoku-mot.orgにご連絡下さい. ======================================================================  ▼ ご意見ご希望は,下記までご連絡ください.    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