─────────────────────────────────── ■■中国地域MOTコンソーシアムメールマガジン第10号(2004年7月1日)■■  このメールは毎月1回(各月の第1週),中国地域MOTコンソーシアム関係 者の他,登録された皆様にお届けします.ホットニュースがあるときには, 号外をお届けすることもあります.  【コンソーシアム会員の連絡ご担当者の方へ】  本メールはコンソーシアム会員の連絡ご担当者にお送りしていますので, 貴社(機関)の関連する部署の方々にもご回覧していただきますようお願い 申し上げます.また,ご連絡担当者以外の方で直接配信を希望される場合に は,コンソーシアム事務局までご連絡下さい. ─────────────────────────────────── 【もくじ】 ●経済産業省技術経営人材育成プログラム導入促進事業採択の件 ●連載第8回「MOT一口メモ」 ●連載第7回「技術経営箚記【さっき】」 ●MOT関連情報  ○知的資本経営シンポジウム2004(7/7 東京)  ○すぐ使える“TRIZ”の手法(7/6 東京)  ○ERPフォーラム・セミナー(7/16 東京)  ○産官学フォーラム(7/21 東京)  ○第28回EFJセミナー&第10回MOTセミナー(7/21 東京)  ○知的財産、技術開発、法務の融合戦略(7/21-22 東京)  ○知的財産で勝つ経営戦略(7/23 大阪)  ○ものづくり技術経営(MOT)講座(8/28 大阪) ●バックナンバーのお知らせ (中国地域MOTコンソーシアムホームページ: http://www.chugoku-mot.org/ ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ======================================================================    経済産業省技術経営人材育成プログラム導入促進事業採択の件 ======================================================================  6月24日,経済産業省より「経済産業省平成16年度技術経営プログラム 開発」の採択候補が発表されました.中国地域からは下記の4件が候補とし て採択されております.  山口大学2件   「地域企業の技術・経営幹部を対象としたMOT教育普及」   「新素材・エネルギー関連産業向けMOT教育プログラムの開発」  広島大学1件   「研究開発型ベンチャー向けMOT教育プログラム」  財団法人 社会経済生産性本部(内容は鳥取県・鳥取大学案件)   「鳥取ものづくりブランド戦略とイノベーション経営実践プログラム」  上記プログラムの開発に当たり,今後,各大学からコンソーシアム加入者 各位のご協力を仰ぐことがあると思いますが,そのときはよろしくお願いい たします.                  (中国地域MOTコンソーシアム事務局) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             MOT一口メモ 第8回 ======================================================================          「広島大学のMOT教育取組みとその状況」 ======================================================================  筆者は、企業の中で、スピンオフ型ベンチャーというべき海外子会社の立 上、経営に参画したことがある。今、その時のことを振り返ってみると、技 術開発、技術移転に目が行き、経営戦略からの視点に乏しく、なかなかその 子会社を軌道に乗せることが出来なかった苦い経験を思い出す。今で言うMO T(技術経営)が出来ていなかったと感じている。技術的観点と経営的観点の両 方から、経営を見ることが出来ていれば、もう少し別のやり方があったかも しれないと思う。その会社を退職し、大学に職を得て、起業、ベンチャービ ジネスに関する教育に関与するようになってから、ますますその感を深くし た。広島大学赴任後、2年間はベンチャービジネス教育に力を入れてきたが、 昨年、設立されたMOT中国地域コンソシアムのメンバー加わったことを契機と して、広島大学においても、ベンチャービジネス教育に加えて、遅ればせな がら、今年度から理工系院生向にMOT教育を始めた。既に、多くの大学がMOT 教育の重要性に気が付き、MOT人材育成を始めている。学位授与型、ショート プログラム型、単一講座型など種々のプログラムが提供されているが、広島 大学では、まず、4教科からスタートした。具体的には、ベンチャー起業論 (MOT-1)、技術経営論(MOT-2)、財務会計(MOT-3)、知的財産論(MOT-4) である。各教科とも、2単位であり、4教科8単位取得者には、履修証明書を 出すことにしている。当初の予想では、理工系院生の履修は少ないのではな いかと予想していたが、各教科とも300人前後の履修届けがあった。既に、講 義は始まっているが、理工系院生は熱心に聴講している。このような好結果 が得られたのは、理工系院生が時代と産業界の要請を敏感に感じ取ったため かもしれない。広島大学は、今年がMOT元年である。MOT教育が更なる発展を 遂げるためにも、今年度の講義を是非成功裡に終了させたいものと願ってい る。また、社会科学研究科マネジメント専攻においても、MOT教育が始まって いる。協働体制をとりながら進めたいと考える。将来的には、全学にもこの MOT教育を広げることや、地域産業にも広げていくことなど、更なる発展を当 然考えていかなければならないと思う。                (広島大学産学連携センター 高田忠彦) ━★☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               技術経営箚記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★━  箚記は「さっき」と読み,読書録のことです.MOT(技術経営)に関わる書 籍を紹介します. ======================================================================  延岡健太郎著『製品開発の知識』(日経文庫)  (2002年,日本経済新聞社,ISBN:4-532-10862-4) ======================================================================  本書は企業の競争力を左右する「製品開発」について体系的な知識を提供 しています.いわゆる製品戦略について,(1)製品技術戦略,(2)製品 市場戦略,(3)製品展開戦略,というように3つに分類し,具体例を挙げ ながら説明しています.このほか,継続して製品開発を行うことができる組 織の条件,製品開発プロセスのマネジメントについても明らかにしています. 入手しやすい本ですので,製品開発に携わる方々はご一読ください.                        (山口大学 福代和宏) ====================================================================== 広瀬健一、上田太一郎編著 『Excel(エクセル)でできるタグチメソッド解析入門』 (2003年、同友館、ISBN:4-496-03488-3) ====================================================================== 究極の品質管理の方法として知られている品質工学(タグチメソッド)に ついて、活用しながら学ぶとスタイルの入門書です。砂時計の品質改善や コーヒーショップの売り上げ改善など豊富な事例をもとに、具体的な解析 方法をエクセルで実践しながら説明しています。初歩的な統計学の知識と エクセルを組み合わせてタグチメソッド解析に応用し、タグチメソッドの もつ難解なイメージを払拭しています。合理的でかつ効率的な品質管理と してタグチメソッドの概要を勉強したいという方にお奨めします。                       (山口大学 大島直樹) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━               MOT関連情報 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ====================================================================== ◆ 知的資本経営シンポジウム2004(東京) ======================================================================  テーマ:「知的資本のマネジメントによる新たな企業価値の創造」  日 時: 2004年7月7日(水)9:30〜18:30  会 場: 日本工業倶楽部(東京 丸ノ内)  主 催: 早稲田大学ビジネススクール経営専門職大学院、アクセル       インテレクチュアル・キャピタル・スウェーデン社  協 賛: あずさ監査法人、一柳アソシエイツ、電通、日立製作所  後 援: 経済産業省、日本ナレッジ・マネジメント学会、       日本インベスター・リレーションズ学会  参加費: 15,000円(税込・当日の資料一式と懇親会費用含む)  申込み: http://www.actcell.com/event2004/ にて受付  定 員: 150名(定員になり次第締め切ります)  問合せ: 知的資本経営シンポジウム事務局       http://www.actcell.com/event2004/       TEL:03-3574-0893 e-mail:event@actcell.com ====================================================================== ◆ すぐ使える“TRIZ”の手法(東京) ======================================================================  誰にでも高度な発明を可能にするTRIZ・・・その正しい活用法を理解し、  良い成果に結び付けろ!!⇒有効かつ簡単にTRIZを使える為の基本的手法・  活用の為の手法・ナレッジマネジメントとしての活用法を詳解。さらに豊  富な事例を例示する1日セミナー!!  日 時: 7月6日(火)10:00〜17:00  会 場: 工業教育会館4F(東京・飯田橋A)  詳 細:   http://www.ebrain-j.com/cgi-bin/seminar/seminar_detail.cgi?id=20040706-0014&date=200407 ====================================================================== ◆ ERPフォーラム・セミナー(東京) ======================================================================  テーマ:「IT投資マネジメントツールe-Judge説明会のご案内と       ライセンス取得企業の募集」  日 時: 2004年7月16日(金) 13:30〜15:30  場 所: ERP研究推進フォーラム 会議室  東京都港区芝公園1-8-21 芝公園リッジビル8階  詳 細: http://www.erp.gr.jp/seminar/sj040716/sj040716.html ====================================================================== ◆ 第14回「産官学フォーラム」(東京) ======================================================================  日 時: 2004年7月21日(水)15:00〜17:00  会 場: キャンパス・イノベーションセンター1階       国際会議室(JR山手線「田町駅」下車徒歩1分)  主 催: 千葉大学 知的財産本部  内 容:  1.「電子ペーパーの実用化を目指して・・・     国家プロジェクトが進める書換え可能な次世代     ペーパーシステムの研究開発」     千葉大学 工学部情報画像工学科教授 北村孝司氏  2.「大学での知的財産戦略について」     東京医科歯科大学特任助教授 農工大TLO副社長 前田裕子氏  3.「新時代の産学官連携に向けて」     文部科学省 研究振興局研究環境・産業連携課 鎌田俊彦氏  交流会: 17:15〜18:30       場所:ホテルJALシティ田町       会費:3000円  問合せ: 千葉大学知的財産本部       Tel:043-290-3565 Fax:043-290-3565       E-mail:sangaku@office.chiba-u.jp  詳 細: http://www.ccr.chiba-u.jp/forum/index.html ====================================================================== ◆ 第28回EFJセミナー&第10回MOTセミナー(東京) ======================================================================  日本MITエンタープライズ・フォーラムでは、来る7月21日,ユビラ  ンド知的財産綜合事務所所長の星野裕司氏と特許絵本活動のリーダである  東京大学先端科学技術研究センター知的財産権大部門の西村 由希子 氏を  講師にお招きし、下記の通りセミナーを開催します。  主 催: 株式会社日経BP社ビズテック局       特定非営利活動法人日本MITエンタープライズ・フォーラム  期 日: 2004年7月21日(水)  場 所: 日経BP社本社ビル会議室       東京都千代田区平河町2−7−6  内 容:    18:00 開場・受付開始   19:00 セミナー開会         開会の辞及び事務局報告         日本MITエンタープライズ・フォーラム         理事長 綾尾慎治氏   19:15 講演及び質疑        「特許絵本に学べ!         −ビジネスパーソンに要求される知財マインド」         星野裕司 氏、西村 由希子 氏   20:35 「NEW ! ベンチャー企業紹介」   21:00 終了  参加費:   日本MITエンタープライズ・フォーラム正会員   および学生:1,000円   メール会員および当日会員:2,000円  詳 細:   http://www.nikkeibp.co.jp/information/corporate/location.shtml  問合せ: MIT-EFJ事務局       Tel:03-3499-3875       E-mail:sec@mit-ef.jp ====================================================================== ◆ 知的財産、技術開発、法務の融合戦略(東京) ======================================================================  期 日: 2004年7月21、22日  会 場:センチュリーハイアットホテル東京  内 容:   知識経営における知的財産の位置づけと担当部門の戦略的スタンスの   再検証   知的財産の「戦略的活用」における部門間連携の実際   企業収益および企業価値に直結する知識経営の新たな方向性   検証−知的財産の積極的活用か? コア特許のブラックボックス戦略か?   知識経営における戦略的法務の実務とは   技術戦略と知的財産戦略の効率的一元化を探る   「技術経営」、「知的財産報告書」、「知的財産ファンド」、 など新潮流の予測と課題検証を試みる  詳 細:http://www.marcusevans.com.au/jp/jp134.pdf ====================================================================== ◆「知的財産で勝つ経営戦略」〜「守る」から「儲ける」へ〜 (大阪) ======================================================================   「知的財産の活用が必要だ」といわれるけども、実際に何をすれば良い  か? 「儲ける」まではいかなくても、特許を取って事業を「守る」には  、どうすれば? 「むだなコスト」をかけずに、知的財産の管理・活用を  するためには? このセミナーでは、中小・ベンチャー企業が「目に見え  ない経営資源」である知識やノウハウなどの知的財産から、「価値」をど  う抽出し、最大化するか?の具体策をわかりやすく説明します。  講 師: 一柳 良雄氏  日 時: 2004年7月23日(金)13:00-14:30  会 場: 大阪産業創造館 4Fイベントホール  申込締切日: 満席になり次第締め切ります  料 金: 無料  人 数: 250名(満席になり次第締め切ります)  問合せ: 大阪産業創造館イベント・セミナー事務局       〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5 大阪産業創造館13階       TEL:06-6264-9911 FAX:06-6264-9899       E-MAIL:ope@b-platz.ne.jp       受付時間:月〜金 10:00〜18:00 (祝日除く)  詳 細: http://www.sansokan.jp/events/eve_detail.php?H_A_NO=03684&H_SRVC= ====================================================================== ◆ ものづくり技術経営(MOT)講座 人材マネジメントプログラム(大阪) ======================================================================   ものづくり企業にとって、技術と経営は切り離せません。技術経営  (MOT)とは、技術者に企業経営を学んでいただく事で、技術に基づいた  経営戦略の立案ができる人材を養成することです。   ものづくり企業において、採用、教育、評価、処遇等の人的資源管理  が、実質的には経営者個人で行われていたり、形骸化してうまく機能して  いない場合があります。また、研究開発者等専門職の評価・処遇やキャリ  ア形成等、製造業ならではの人事管理は難しいといわれています。この講  座では、本来経営戦略を支えるべき人事制度についての重要性と基本的な  考え方を十分理解し、自社にとって最適な人材マネジメントの方法を探る  足がかりを学びます。  日 時: 8/28(土)、9/4(土)、9/18(土)、10/9(土)       10:00〜17:00(3時間×2モジュール)  会 場: 大阪産業創造館5F研修室C  申込締切日: 8月13日(金)   料 金: 35,000円(教材費・消費税込)        ※受講票到着後10日以内にお振込み  お支払方法: 受講票に記載の振込先・振込み方法でお振込み  人 数: 先着12名(市内企業の方優先。市外企業の方は申込締切後、       空きがある場合、先着順で受講可能です)  問合せ: 大阪産業創造館イベント・セミナー事務局       〒541-0053 大阪市中央区本町1-4-5 大阪産業創造館13階       TEL:06-6264-9911 FAX:06-6264-9899       E-MAIL:ope@b-platz.ne.jp       受付時間:月〜金 10:00〜18:00 (祝日除く)  詳細: http://www.sansokan.jp/events/eve_detail.php?H_A_NO=01901 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             バックナンバーのお知らせ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  これまで発行してきました本メールマガジンのバックナンバーは,中国地域 MOTコンソーシアムのホームページの「関連リンク」にアクセスすることで お読みになれます.どうぞご活用ください. ====================================================================== 【注1】このメールマガジンは,中国地域MOTコンソーシアム関係者に配信     しています. 【注2】上記以外の方には,登録いただいた方にのみ配信します. 【注3】メールマガジンの配信登録を希望される方は,     mot@yamaguchi-u.ac.jpにご連絡下さい. ======================================================================  ▼ ご意見ご希望は,下記までご連絡ください.    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